利用者様の暴言暴力に介護職は苦しんでいます。改善方法とやるべき3つのこと

くろみつ
こんにちは、くろみつです♪

@kuromitsu_kaigo

読者様の悩み

利用者様からの暴言暴力に苦しんでいます。

殴られそうになった時にどうすればいいかもわかりません。

できれば暴言暴力を改善していきたいですが、改善できないなら辞めようかと思って悩んでいます。

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

・利用者様の暴言暴力に介護職は苦しんでいる

・利用者様から暴言暴力を受けた時にやるべきこと

・利用者様の暴言暴力を改善する方法

・管理者に相談してもダメなら転職しよう

介護業界で働いて12年になります。

その間に、つねる、ひっかく、殴る、蹴る、噛む、杖で叩く、物を投げるなど、様々な暴言暴力を受けてきました。

管理者になってからは女性の職員さんが全介助の移乗をしようとして肩を噛まれて労災対応も経験したこともあります。

こういった私が、解説していきます。

利用者様の暴言暴力に介護職は苦しんでいる

https://twitter.com/kuromitsu_kaigo/status/1286496568611348480?s=20

これは以前ツイートさせてもらったものですが、

利用者様から暴言暴力を受けても、

「介護職ならそれくらい我慢しよう。」

という感覚の同僚や管理者って多くありませんか?

一般社会で人を殴ったら、暴行罪や傷害罪で捕まりますよね。

それが医療福祉で働いているという理由だけで、我慢するのが当然のような風潮があります。

確かに病気の理解は必要ですが、暴言暴力を受けた側がただ耐えるだけなのはおかしいと感じます。

多くの介護職は利用者様からの暴言暴力に苦しみながら耐えているのが現状です。

(もちろん、きちんと守ってくれる職場もあります。)

利用者様から暴言暴力を受けた時にやるべきこと

暴言や暴力を受けた時の対応って非常に難しいですよね。

暴言暴力を受けた時の対応

①「やめてください」と伝える

②安全確認をして離れる

③管理者に相談する

この順番で対応していきましょう。

「やめてください」と伝える

利用者様は暴言暴力の自覚がない可能性もあります。

介護職が耐えるだけでは、ますますエスカレートしていきます。

暴言暴力を受けた時に言うこと

・やめてください

・怖いです

・痛いです

・そんなことを言われたら傷付きます

このようにハッキリ「やめてください」と伝えることは重要です。

安全確認をして離れる

暴言暴力を受けても介助を継続する介護職をたくさん見てきました。

介助を継続する理由

・同僚が耐えているから、自分も耐えないとダメ

・自分だけ援助拒否に合うのが怖い

・今やらないと、後で対応できない

こんなことが頭をよぎってしまいますよね。

それでも、暴言暴力を受けたら安全確認をして離れましょう。

利用者様が危険な状態で離れるわけにはいきませんが、自分の身を守る行動は必ずしてほしいです。

※本当に危ない時は、自分の身を守る行動を最優先にしてください。

管理者に相談する

暴言暴力を受けたら、すぐに管理者に相談しましょう。

管理者に相談すべき理由

・根本的解決に向けて動く必要がある

・勝手な判断は責任問題になる可能性

・対応を統一する必要がある

・相談記録は万が一の保険になる

・一人で抱え込むのは辛すぎる

同僚に相談するのも良いですが、管理者に相談しない限り根本的解決に繋がりません。

利用者様の暴言暴力を改善する方法

ただ耐えるだけではなく、暴言暴力を改善していきたいですよね。

この項目では、利用者様からの暴言暴力を改善する方法を順番に解説していきます。

暴言暴力を改善する方法

①改善目標を明確にする

②取り組み期限を明確にする

③情報収集

④分析

⑤対策

⑥評価(改善)

経験や勘だけで改善するのは難しいです。

改善目標を明確にする

暴言暴力がどの程度のレベルにまで落ち着いたらOKとするのか、改善目標を明確にしましょう。

ここが曖昧だと、人によって改善できたかの評価が変わってしまいます。

※改善目標は一週間ごとなど期間を区切って設定すると良いですよ

取り組み期限を明確にする

ゴールがわからないマラソンが辛すぎますよね。

最前線で頑張ってくれている介護職の負担を少しでも軽減できるよう、暴言暴力の問題がいつまでに解決するか期限を明確にする必要があります。

取り組み期限になっても改善目標が達成できず、介護職が許容できないレベルで暴言暴力があるようなら入院や退所(退去)で進めるしかありません。

暴言暴力に関する情報収集と分析

暴言暴力の基本情報

・発生時期(いつから暴言暴力はあったのか?)

・発生時間(何時くらいによくある?)

・内容(どんな暴言暴力がある?)

・理由(暴言暴力の理由は?)

・被害者(特定の介護職?全員?)

まずは暴言暴力の基本情報について情報収集していきましょう。

ある程度まとまってきたら、よくある暴言暴力の原因に関連することの情報を集めていきます。

よくある暴言暴力の原因

・薬の影響

・痛みや強い不快感

・認知症や精神疾患

・ストレスの溜まる環境

・もともとの性格

薬の影響

情報収集と分析

・薬の内容

・服用タイミング

・お薬手帳など過去の処方履歴

これらの情報を集めたら、暴言暴力の問題が発生し始めた時期に合致しないか確認します。

「イライラが増えたような気がする。」というタイミングで薬に変更があれば、それが原因かもしれません。

対策

・主治医に相談して薬を見直す

※一気に複数変更すると評価できなくなるのでオススメしません。

痛みや不快感

情報収集すること

・安静時

・何らかの動作時

・暴言暴力時

などタイミング別に聞き取りや観察をしましょう。

自分が経験した痛みや不快感

・頭痛がひどい時

・腰痛がひどい時

・生理痛がひどい時

・つわりがひどい時

こんな状態の時は余裕がなく、ちょっとしたことでイラっとしてしまいませんか。

痛みや不快感だけで暴言暴力に繋がることは少ないですが、認知症や精神疾患などと合わさることで発生しているケースも多いです。

対策

・痛みや不快感を治療する

・痛みや不快感を軽減できる補助具の導入

・介助方法の見直し

認知症や精神疾患

情報収集と分析

・認知症や精神疾患の診断はあるか

・認知症や精神疾患の症状はあるか

・認知力はどの程度あるか

・暴言暴力の自覚はあるか

認知症や精神疾患といっても、軽度~重度まで幅が広いです。

意思疎通が困難なレベルであったり、介護の範疇を超えているような利用者様の場合は対応が困難かもしれません。

もしかしたら、暴言暴力の自覚がないのかもしれません。

対策

・暴言暴力に関する説明をする

・専門医を受診して相談や治療

・医師の判断で入院も検討いただく

・介助方法を見直す

ストレスの溜まる環境

もしかしたら生活している環境が強いストレスになっているのかもしれません。

ストレスになる環境

・部屋が狭すぎる or 広すぎる

・部屋が散らかっている or 綺麗すぎて落ち着かない

・部屋から出たくない or 部屋に帰りたくない

・他者と交流したいのにできない or 交流したくないのに無理強いされる

・そもそも施設入所に納得していない

一例ですが、このように利用者様にとってはストレスな環境になっている可能性があることを考慮して、聞き取りや観察をしていく必要があります。

対策

・入所に関する説明をする

・穏やかに生活できる環境を作る

・無理強いしない

・介助方法を見直す

もともとの性格

昔から暴言暴力がある方の場合、いくら情報収集や分析をしても意味がありません。

様々な事情があると思いますが、現場が対応できる自信がない限りは入所をお断りした方が良いケースです。

管理者は絶対に現場に相談なく入所を決めてはいけません。

残念ですが、入所してから暴言暴力が発覚するケースもあります。

そういう時は、いろんな人に生活歴を聞いてみましょう。

ヒアリングの対象者

・利用者様

・家族様

・親戚の方

・ご友人

利用者様に今のお気持ちを聞くことも大事です。

対策

・入所面談の聞き取りをしっかりする

・受け入れが難しければ断る

・暴言暴力について話し合う

改善されたか評価しましょう

情報収集→分析→対策と順番にやっていきたら、定期的に評価しましょう。

計画通りに改善していない場合は、改善していく必要があります。

最初に書いたように、取り組み期限内に改善目標を達成しているかが重要。

多少改善したかな?ということでダラダラと続けるケースを見かけますが、介護職が倒れてしまいます。

許容できないレベルなら、入院や退所(退去)で進めていくしかありません。

※交渉することを考えても、普段からの情報を記録しておくことは非常に重要です

相談してもダメなら転職しよう

管理者に相談しても、「介護職なんだから耐えて当然。」

みたいな感じだったら、すぐに転職しましょう。

こういう介護施設で働いていても苦しむだけでメリットはほとんどありません。

ちゃんと守ってくれる管理者がいる職場で働くことをオススメします。

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