介護職が管理者になるメリット&デメリットとは?コミュニケーションと集中が成功の鍵です

こんにちは、くろみつです。

介護職11年、介護福祉士、居宅介護支援専門員(ケアマネ)を所持しており、複数の介護施設を担当する管理者をさせていただいております。

悩む介護職
部長から管理職にならない?と打診がありました。給料が増えることは魅力なのですが、大変そうです。自分に管理者が務まるか不安で決断できません。管理者になるメリットやデメリットを教えてください。

今回は上記について考えたいと思います。

管理者になると責任や仕事が増えます。

しかし、それに見合った給料がもらえるかというと微妙ですよね…。

自分にできるのかも不安ですし、簡単に決断できることではありません。

お悩みの解決策は「介護職と管理者の視点で考えられるようになります。大変ですが、給料が増えるなどメリットも大きいため、目指してみることをオススメします!」です。

この記事を読むと

・管理者になるメリットとデメリットがわかります

・管理者として成功する秘訣がわかります

・管理者になる後押しができます

なぜなら、過去に私も同じ悩みを抱えており、管理者になることを決断しました。

管理者になって6年経ちますが、管理者になって良かったと思っています。

新人管理者の頃の自分に教えたいアドバイスも書きましたので、あなたのお役に立てると思います。

介護職が管理者になるメリット

私が管理者になった理由は、すごく単純で「給料が上がる」からです。

人それぞれ、大切にしていることがあるかと思います。

メリットとデメリットを知ることで、決断の判断材料になれば幸いです。

給料が上がる

介護職の年収は300万前後が多いですが、管理者になると最低でも400万以上はもらえます。

子供が小さく、共働きでない我が家では、私の稼ぎが全てです。

そのため、どうしても管理者になって給料を上げたかったのです。

今では年収560万いただけるようになり、安心して生活できるようになりました。

お金が全てではありませんが、仕事が楽しい、やりがいがある、だけでは食べていけません。

正社員共働きのように、金銭的余裕があれば、私は管理者になっていなかったかもしれません。

マネジメント能力が上がる

管理者は部下をマネジメントできなければなりません。

新人の頃は上手くできませんが、経験や学びによってマネジメント能力は上がります。

マネジメント能力は、どんな業種でも管理者に求められる能力です。

そのため、管理者としてマネジメント能力を向上させることができれば、転職でも非常に有利になります。

介護職の経験のみだと、他業種に転職するのは難しいため、管理者は潰しがきくと言えるでしょう。

管理者にならないと経験できないことがある

ケアプランはケアマネにならないと作れないように、

管理者にならないと経験できないことがたくさんあります。

管理者しか経験できないこと
・部下のマネジメント

・見学対応

・営業

・研修講師

・面接や採用

これらは他業種でも役立つスキルです。

・事故対応

・苦情対応

・困難事例の対応

これらは経験を積めば、様々なケースに対応できるようになります。

・ケアマネへの指導

・実地指導などの行政対応

これらができれば、ケアプランの理解や法令について詳しくなれます。

管理者にはライン(業務表)は存在しません。

時間管理術や効率化の考え方が身に付きますよ。

私は管理者になることで大きく成長できました。

介護職と管理者、二つの視点で考えられるようになる

介護職がケアマネ経験をしたら、どちらの視点からも考えることができるように、

管理者を経験すると、管理者の視点からも物事を考えることができるようになります。

介護職の大変さ、ケアマネの大変さ、管理者の大変さ、経験しないとわかりません。

大変さを理解し、共感できるということは非常に重要です。

「あの人はわかってくれる」と思ってもらえる人になりたいですね。

権限が増える

管理者になると権限が増えます。

私はやりたかったことに挑戦できるようになり、介護職の頃より充実感や楽しさを感じるようになりました。

自分が考えたこと、行動したことが良い結果に繋がった時は、本当に嬉しい気持ちになります。

人脈が広がる

管理者になれば、交流の機会がたくさんあり、人脈が広がります。

病院や居宅事業所、他社施設、地域の皆様など様々です。

多くのことを学べますし、ヘッドハンティングなど、良い条件で転職できる可能性もあります。

承認欲求が満たされる人もいる

管理者になると、利用者様や家族様、様々な人たちの反応が変わります。

「施設長」など、わかりやすい役職名で呼ばれることは、承認欲求が強い人には大きなメリットになるでしょう。

しっかりと役割や責任を果たし、役職に負けないように頑張りましょう。

介護職が管理者になるデメリット

管理者になるか迷うのは、デメリットが大きいと感じる介護職がたくさんいるからです。

給料が上がるといっても、増える責任や業務量と比べると割に合わないと感じるかもしれません。

どの仕事でも同じですが、ある程度成長できるまでは本当に大変です。

ドラクエのようなRPGゲームと同じで、最初は小さな問題(スライム)で苦労します。

しかし、困難事例(はぐれメタル)などを何度も経験する内に、管理者としての能力が上がり、どんな問題が発生しても冷静に対応できるようになります。

覚えることが多い

介護職から管理者になった場合、業務内容のほとんどを一から覚えることとなります。

慣れない業務ばかりなので、最初の1年は本当に大変でした。

・毎日やる業務

・毎月やる業務

・4半期ごとにやる業務

・毎年同じ時期にやる業務

など、管理者業務はルーティンが多いです。

次回やる時のことを考えて自分なりの簡単なマニュアルを作るといいですよ。

あと次回スケジュールを確実に入れておきましょう。

責任感に押しつぶされそうになる

メリットで権限が増えると書きましたが、それは同時に責任も増えるということです。

問題が起きるたび、収益が悪化するたび、管理者の責任として対応しなければなりません。

連続で問題が起きた時など、責任感に押しつぶされそうになります。

部下からすると、新人管理者もベテラン管理者も同じ管理者なので、最初の内は本当に大変です。

精神面での成長も求められます。

ストレス対策はこちら

休みでも仕事のことを考えてしまう

管理者になってから、休みでも仕事のことを考えている時間が増えました。

・部下の悩み

・次の出勤日にやること

・収益改善のこと

・対応中の困難事例のこと

・会議で話す内容

・プレゼン資料の内容

など様々です。

うわの空になっていることが増えたと妻にも言われます。

ON・OFFの切り替えができる性格であれば問題ないのですが、

私のように切り替えが苦手な性格だとしんどいかもしれません。

休み日でも、トラブルがあれば電話はかかってきますし、休日出勤になる可能性もあります。

自分がいなくても上手くまわるように部下を育てるなどの対策が重要です。

中間管理職は板挟みになる

施設長などの管理者はほとんど中間管理職です。

・上司から人件費を下げろ、収益を上げろ

・部下から人を増やせ、仕事を減らせ

などのプレッシャーを与えられます。

困ったことに、上司と部下の意見が相反することも多く、よく板挟みになります。

ここで自論ですが、悩んだ時は「介護職を大切にする管理者になろう」と言わせていただきます。

板挟みは辛く、部下寄りになると上司からは責められ、挙句の果て評価を下げられることもあります。

しかし、「介護職を大切にする」という信念を曲げてはいけません。

介護職が楽しく仕事できる環境なら、施設の雰囲気も良くなり、退職も減り、サービスの質が向上します。

介護職の満足度が上がれば、利用者様の満足度も上がります。

このような良い循環を作り上げることが、良好な施設運営をするポイントです。

介護職は最前線で頑張ってくれています。

管理者として成功したいなら、部下とコミュニケーションを取り、何かあっても絶対に介護職を大切にするという信念を持ちましょう。

そんなことは当たり前だと思われるでしょうが、管理者の思い込みで、介護職は大切にされていると感じていないケースも多いです。

飲み会が増える

営業先や上司など、飲み会が増える傾向にあります。

お酒が好きなら仕事という名目で飲みまくれるのでメリットになるかもしれません。

しかし、飲み会代は自腹なことも多く、お酒が強くない私は仕事の飲み会が大嫌いです。

お金も時間も無駄だと感じています。

時間管理術の本など「飲み会は断れ!」と書いてありますが、下手くそなんです…。

家庭とのバランスを取るのが難しくなる

・帰ったら皆寝ている時間だった

・休みだけど問題が発生して仕事に行かなければならなくなった

・家でプレゼン資料を作ってしまう

・休みでも仕事のことを考えてしまう

など、家庭とのバランスを取るのが難しくなります。

「仕事と家庭どっちが大切なの!?」とお決まりのセリフを言われそうです…。

妻の理解があるため、家庭崩壊は避けられていますが、新人の頃は本当に仕事優先の日々でした。

管理者を目指す介護職に伝えたいこと

管理者になりたての頃は、何をすればいいのか、どう考えればいいのかわからないことばかりです。

たくさん失敗もするでしょうし、心が折れそうになることもあるでしょう。

管理者を目指す介護職に伝えたいことを書かせていただきます。

コミュニケーションが最重要

管理者になりたての頃は、やらなければならない業務に追われ、コミュニケーションを軽視しがちです。

施設運営で発生する問題の多くはコミュニケーション不足から発生しています。

・退職

・退所

・雰囲気の悪化

・利用者様の状態悪化

・ケアプランなど帳票類の遅れ

など、コミュニケーションをしっかり取れていれば防げることがほとんどです。

この3点は押さえよう
・介護職が出勤したら、笑顔の挨拶と何気ない会話をする

・普段から何か困ったことや気になることはないか聞く

・介護職を大切にするという姿勢を見せる

この3点ができていれば、必ず上手くいきます。

管理者しかできない業務に集中する

管理者はやらなければならないことが多岐にわたります。

帰宅時間が遅かったり、休日出勤している管理者に共通していることは

「管理者じゃなくてもできる業務を自分でやっている。」ということです。

管理者に求められていることは、頑張りではなく、成果を出すことです。

いくら残業や休日出勤しても、成果が出ないなら頑張り方が間違っています。

成果を出すためにやること
①自分がやっている業務を全て書き出す

②管理者しかできない業務をピックアップする

③それ以外の業務は、部下を育成して任せる

矛盾しているように聞こえますが、

・管理者しかできない業務に集中する

・管理者がいなくても問題が発生しない運営を目指す

これができるようになれば、成果を出せるようになります。

部下に仕事を任せるためにも、普段のコミュニケーションは重要です。

徹底的に無駄をなくして効率化する

仕事ができると思う管理者の机はとても整理整頓されています。

「あれ?あの書類どこだっけ?」なんてやっていたら要注意です。

無駄をなくして効率化
・不要な書類やデータは一時保管した後で断捨離する

・机や引き出しの中、PC内も整理整頓する

・電話番号やFAX番号、メールアドレスはすぐ使えるよう登録する

・よく使う情報はリスト化する

・自身のスケジュールを全員に見える化する

・マウスやディスプレイなど、効率が上がる道具を導入する

小さなことの積み重ねで、かなり効率化でき、ミスも防げるようになります。

相談できる人を見つける

新人管理者は本当に何もわかりません。

・マネジメントが上手い人

・ケアや法令の知識がすごい人

・PCやITに強い人

・顔が広い人

・営業が得意な人

など、これに困ったら〇〇さんに相談しようと思える人をジャンル毎に見つけてください。

新人だからと失敗しまくる必要はありません。

得意な人に相談することで解決できるなら、それに越したことはありません。

相談する際は、自分の考えを必ず先に言いましょう。

答えを聞くようでは成長できません。

また、助けてもらった以上に仕事で恩返しすることも忘れてはいけません。

自分がベテラン管理者になった時は、新人管理者を助けてあげましょう。

まとめ

お悩みの解決策は「介護職と管理者の視点で考えられるようになります。大変ですが、給料が増えるなどメリットも大きいため、目指してみることをオススメします!」です。

介護職が管理者になるのは、メリットもあれば、デメリットもあります。

新人の頃は失敗ばかりで苦労が絶えません。

しかし、正しい頑張りを続けていれば、管理者として成長し、デメリットに感じていた部分も解消されます。

管理者に求められていることは、成果を出すことです。

・コミュニケーションをしっかりとる

・部下を育成して仕事を任せ、管理者しかできないことに集中する

・徹底的に無駄をなくして効率化する

・相談できる人を見つける

まずはこの4つを意識して頑張りましょう。

最初は大変でしたが、管理者になって良かったと思います。

合わなかったら介護職に戻ればいいだけですので、チャレンジしてみませんか?

管理者になりたいけど、ポジションが空いていない場合は転職しましょう。

転職の際に、管理者になりたいと伝えておけば、管理者候補として良い条件で採用してくれる可能性があります。

以上、「介護職が管理者になるメリット&デメリットとは?コミュニケーションと集中が成功の鍵です」でした。

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