介護職が腰痛を予防する方法まとめ。腰痛になりやすい介護職が11年予防できた理由。

くろみつ
こんにちは、くろみつです♪

@kuromitsu_kaigo

知りたい介護職
こんにちは。

介護職は腰痛が職業病と聞きました。どうやったら予防できますか?

くろみつ
私が11年間やっている腰痛予防をお伝えしますね
結論
・複数の腰痛対策を取り入れる

・痛みを感じたら絶対無理せず整形外科を受診する

・介護職を大切にしない介護施設なら転職する

・腰痛が悪化したら人生レベルで困る

記事を読むメリット
・介護職が腰痛になる理由

・腰痛になるとどうなるか

・腰痛になりやすい介護職の特徴

・腰痛を予防する方法

・腰痛になった時の対応方法

がわかります。

今で介護業界で12年目になりますが、それまでの期間に腰痛で辞めていった介護職をたくさんみてきました。

痛み止めやコルセット、接骨院などで延命治療のようなことを続けて限界まで頑張る人がほとんどです。

「自分が休んだら皆が困るから…。」

確かに現場としてはありがたいのですが、それで体を壊されるのは絶対嫌です。

私が入社してから今までひどい腰痛を経験することなくこれたのは、腰痛予防対策をしっかりしてきたからだと思っています。

(もしかしたら運が良いだけかも…?汗)

腰痛になりたくない介護職に読んでいただけると嬉しいです。

介護職が腰痛になりやすい理由

介護職の腰痛は職業病と言われています。

理由は

・腰への負担が大きい介助が多い

・腰痛予防をやる余裕がない

・管理者や同僚が腰痛予防に理解がない

などがあげられます。

腰への負担が大きい介助が多い

腰への負担が大きい介助
・体位交換

・オムツ交換

・ベッド上で更衣介助

・下肢筋力が低下している利用者様のトイレ介助

・体重の重たい利用者様の移乗

・意識や認知力に障がいのある利用者様の身体介護

・転落事故など床から起きてもらう介助

これらの介助は腰への負担が大きいです。

夜勤などは勤務時間が長かったり、ベッド上での介助が多いことからも、

相当な腰への負荷がかかっています。

また、転落された利用者様を無理に起こそうとするなど、急激な負荷が腰にかかってしまうと一発でぎっくり腰(急性腰痛症)になります。

くろみつ
絶対応援を呼びましょう…

腰痛予防をやる余裕がない

腰痛になる介護職は、知識や理解が不足しているとは限りません。

時間に余裕がなくてできない場合もあるのです。

原因は無茶なラインの組み方がほとんど。

・昇降ベッドを活用する

・ボディメカニクスを活用する

やることは簡単ですが、援助が遅れている場合などはその数秒すらも惜しいと感じてしまうことが現実的にあります。

管理者は介護職の意見に耳を傾け、現場に足を運んで確認しましょう。

良い介護職が腰痛のために退職してしまうなんて悲しすぎるじゃないですか…。

周囲の理解が得られない

・管理者が介助に全く入ろうとしない

・男性でガタイの良い介護職

・腰痛経験のない介護職

このあたりの人達は、腰痛予防に理解がないケースが多いです。

自分たちが困ったことがないので、小柄な女性介護職の苦労がわからないのです。

一部の介護職がベッドの昇降をせずに平気で介助をするようになると、

「〇〇君はベッドなんてあげなくてもやってくれるのに…。」

と利用者様によってはご意見をいただくこともあります。

介護職は援助に入れなくなるのが怖いので、無理して介助することも。

くろみつ
自分が大丈夫だからって同僚を苦しめたらダメだよ…

介護職が腰痛になるとどうなる?

実際に腰痛になったらどうなるかと言うと、

・日常生活に支障をきたす

・介護職を続けられなくなる

・周囲の理解が得られず傷付く

などがあります。

日常生活に支障をきたす

腰痛で辛い動作
・かがむ動作

・ひねる動作

・反る動作

腰痛の種類によりますが、上記の動作をすると痛みが生じることが多いです。

痛みがあると、何をするにも億劫になるもの。

だんだん活動量も低下していき、筋力低下によってますます悪化。

腰痛は日常生活全般において支障をきたします。

ひどい状態になると人生レベルで困ることになるので無理だけはしないようにしましょう。

周囲の理解が得られず傷付く

腰痛のつらさは、腰痛の人にしかわからないと言われます。

腰痛で入れない介助が発生した場合、他の介護職にフォローしてもらうわけですが、

自分のいないところで、

「腰が痛いって言えば介助しなくてよくなるなら楽なもんだよね。」

「腰が痛いからって不公平だよね。」

などの誹謗中傷を言われていることもあります。

それが怖くて無理して腰痛を悪化させる介護職が後を絶ちません。

周囲に腰痛を理解するようフォローすることも必要ですが、そもそも腰痛にならないような環境整備を徹底しましょう。

介護職として仕事ができなくなる

くろみつ
腰痛で辞めていった介護職が何人いただろう…

腰痛が悪化すると入れない介助が増えていきます。

どれだけ周囲の理解があっても限界はあります。

介護の仕事が好きなのに、腰痛が原因で辞めるなんて辛すぎです…。

あなたの身体を守るのはあなただけということを覚えておいてください。

腰痛になりやすい介護職の特徴

腰痛になりやすい介護職の特徴
・面倒くさがり

・自分は大丈夫と過信している

・忙しいから仕方ないと諦めている

・身長が高い

・小柄で筋力が少ない

これらの特徴に当てはまる介護職は、腰痛リスクが高いので要注意です。

身長が高い介護職はかがんだ際の負担が大きいんですよね…。

くろみつ
自分は大丈夫って人は要注意です

介護職が腰痛を予防する方法

腰痛を予防する方法
・利用者様の残存能力を活用

・ボディメカニクスを活用

・介護用ベッドの活用

・介護グッズの活用

・筋トレ

・こまめなストレッチ

・ストレスを溜め込まない

できるだけ多く取り入れることが腰痛予防に効果的です。

利用者様の残存能力を活用

くろみつ
そんな時間ないよ!

そう思われる介護職も多いでしょう。

もちろんその状況を改善することが前提ですが、利用者様の残存能力を活用することは非常に重要です。

残存能力を活用した場合
①自立支援に繋がる

②利用者様の能力向上

③利用者様のできることが増える

④介護職は見守りだけで済む

⑤介助量が減る

理想論ではありますが、このような改善ができるケースも少なくありません。

過剰介助を続けた場合
①利用者様の能力低下

②利用者様の依存傾向の増加

③介助量の増加

残存能力を無視して過剰介助を続けると悪循環になります。

実現できるようにアセスメントし、必要な援助時間はしっかりと確保してもらいましょう。

ボディメカニクスを活用する

皆さんも「ボディメカニクス」について聞いたことがあると思います。

ボディメカニクスとは、人間の運動機能である関節筋肉等の相互関係の総称、あるいは力学的相互関係を活用した技術のこと。

家庭で介護を担う者や、福祉施設などで働く介護職員は、介護を必要とする人を抱えたり、持ち上げたり、支えたりしなければならない。 そのため介護者の身体への負担は大きく、介護従事者の8割が腰痛肩こりを経験しているという調査結果もある。[1]

このような介護負担を軽減させるには、余分な力を使わず無理のない姿勢で介護する方法が有効である。 介護だけでなく、看護育児でも活用することで、身体の負担を軽減することができる。

※Wikipediaより引用

ボディメカニクスの原則
【①支持基底面積を広くする】

介護者の足幅を前後左右に広くとる事で立位が安定する。

【②重心の位置を低くする】

介護者が膝を曲げ、腰を落とす事で重心が低くなり、姿勢が安定する。

これは特に重要で、腰を曲げるのではなく、腰を垂直に落とすということが大切です。

無意識にできるようになるまでは、面倒ですが介助に入る毎に「腰は曲げない、腰を垂直に落とす」と心の中で唱えるようにしましょう。

【③重心の移動をスムーズにする】

対象を持ち上げるのではなく、水平に滑らせるように移動する事で負担が軽減する。

また、垂直に向かい合ったり、移動する方向に足先を向けるとよい。

【④重心を近づける】

本人に接近する事で容易に介助できる。

介助者は、介助動作中の重心線が支持基底面を通る姿勢を持しながら利用者に重心線を近づける。

これは10kgの米袋など重たいものを準備し、実際に体験しましょう。

①腕を伸ばした状態で米袋を手で持つ

②抱きかかえるように米袋を持つ

腰への負担がどのように変わるか感じることができるでしょう。

これが10kgではなく、40kg~100kgの利用者様になることを想像すれば、重心を近づける重要性は理解できると思います。

【⑤てこの原理を使う】

肘や膝を支点にし、てこの原理を使う。

【⑥身体を小さくまとめる】

仰臥位姿勢の身体各部位の体重に対する割合は、およそ頭部7%、胸・腹部33%、臀部44%、下肢部16%である。

対象の両手、両足を組む事で摩擦が少なくなり、移動しやすくなる。

・膝を曲げていただく

・腕を胸の前で組んでいただく

などで摩擦面積を減らすことが大切です。

力任せに介助すると、内出血やケガのリスクがあるため絶対にしないでください。

【⑦大きな筋群を使う】

大きな筋群(大筋群)とは、大胸筋、広背筋、大腿四頭筋、腹直筋、大臀筋、脊柱起立筋のことをいう。

腕や足、指先だけの力で動作するより、大きな筋群を使用した方が力が大きく効率的である。

赤字はWikipediaの内容に追記させてもらった文章です。

全てマスターして、腰痛知らずの介護職になりましょう。

介護ベッドや介護グッズを活用する

介護用ベッド

昇降やギャッジアップ機能(背上げ・足上げなど)を活用すれば、ご自身で動作が可能になったり、一部介助で動作いただけるようになることが多いです。

もし導入されているようでしたら、多少の時間はかかりますが活用しましょう。

リモコン操作をご自身で練習してもらい、環境を整えれば車いす移乗まで自立となった利用者様もいました。

スライディングボード

スライディングボードは使いこなすには技術や慣れが必要ですが、介護負担軽減効果が大きいです。

それほど高額な物でもないので、可能であれば導入したいところです。

長い目でみてコスパ抜群な介護グッズだと思います。

スライドシート

スライドシートは

・負担なく頭側にスライドしたい

・褥瘡などで摩擦を最小限にしたい

などの場面で活躍する介護グッズです。

シート状の物もあれば、グローブ状の物もあります。

そんなに高くないので、導入をオススメします。

ベッドで寝ている利用者様は身体の大部分が布団に接地しているため、摩擦が半端ないです。

そんな状態で頭側へ動いていただこうとしたら、コツがあっても結構大変。

使い慣れると手放せない介護グッズです。

移乗用ベルト

装着に時間がかかるなどの欠点はありますが、

・内出血しやすい

・骨粗しょう症

・介護職の手が回らない

などで役立つ介護グッズです。

今後は介護職不足になるので、介護グッズやシステムなど負担軽減できるものは積極的に導入した方がいいです。

筋トレをする

腰回りの筋肉(腹筋や背筋)が不足していると腰痛になりやすいです。

・腹筋

・背筋(上体反らし)

など手軽にできるもので十分効果はありますので、毎日少しだけでもやってみるといいですよ。

こまめにストレッチする

同じ姿勢で連続して介助していると、筋肉が凝り固まって腰痛リスクを高めます。

介助の前後でこまめにストレッチしましょう。

寝る前にストレッチポールは気持ち良いので私は毎晩愛用しています。

ストレッチポールとはこんなやつです。

ストレスを溜め込まない

ストレスは全身の血流を悪化させるなど、身体面への影響を与えることが研究でわかっています。

ストレスを感じたらこまめに発散させて溜め込まないようにしましょう。

介護職が腰痛になった時の対応

どれだけ腰痛予防を頑張っていても、絶対防げるというわけではありません。

そこで、万が一ひどい腰痛になった場合の対応方法をお伝えしておきます。

安静にする

痛くて動けない場合は、絶対に無理して動いてはいけません。

くろみつ
痛み止め飲めば…な、なんとか…なる…

これは絶対にやってはいけないことです。

腰痛になったら安静にするのが鉄則です。

仕事に穴を空けるなんて言ってる場合ではありません。

整形外科を受診する

くろみつ
絶対受診しましょうね

勝手な判断をせず、早急に整形外科を受診してください。

温めると良い、冷やすと良いなどは医師が判断することです。

腰痛の対応を間違うと、悪化して一生付き合わなければならなくなるかもしれません。

仕事を調整してもらう

ひどい場合は診断書を書いてもらって介助に入らない仕事のみにしてもらったり、休むことができます。

ハラスメント管理者の場合、

「痛み止めを飲んで出勤しろ!」

と言ってくるかもしれませんが、聞いてはいけません。

くろみつ
介護職をなんだと思ってるんだ!

仕事に一時的な穴を空けたとしても管理者が介助に入るなどでなんとかなります。

無理に仕事したせいで腰痛が悪化した場合、管理者は責任をとってくれません。

「出勤してもらわないと困るよ!」

などと平気で言ってくるような管理者だった場合は、傷病手当などもらえるものをもらって転職しちゃいましょう。

まとめ

介護職は腰痛になりやすいのは間違いありません。

腰痛になると、仕事だけでなく人生レベルで困ることになります。

責任感は重要ですが、腰痛が悪化しても介護施設は労災申請くらいしかやってくれません。

 

腰痛予防のポイント
・複数の腰痛対策を取り入れる

・痛みを感じたら絶対無理せず整形外科を受診する

・介護職を大切にしない介護施設なら転職する

・腰痛が悪化したら人生レベルで困る

本日も介護クエストをお読み頂きありがとうございます!

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